私たちの使命
創業のこころ
店は私たちとお客様みんなのもの
どうかたくさんの人に喜んでもらえますように

小さな町にはそのころファミリーレストランすらなく、
まるで町中が望んでいたかのようです。


だからみんなのもの。
名付け親には近所のおじいちゃんが選ばれました・・・
1994年 道東の片田舎根室に回転寿司花まるが生まれました。


どうかたくさんの人に喜んでもらえますように。
願いを込めて。

 

外食産業の使命と喜び・・・そして存在意義

ある時、おじいちゃんとおばあちゃんが一緒でした。

身を乗り出すように世話をやく・・・ろくに食べもせず、うれしそう・・・


なかなか見かけなくなった親子三代。

微笑ましくてうれしくなっちゃう瞬間、"この仕事でよかった"と思う瞬間。

いかにも会話のなさそうなご夫婦が来店された。
無言のまま座り、食事を始めた。

ご主人が照れくさそうに「これ、うまいぞ」と一言、器を押した。
二度、三度と来店されるたびに会話が増えていく・・・なんかいいなあと思う。

転勤のため、今日でこの地を去らなければならないというご家族がお見えになった。
"今日は思う存分食べるぞ"と言って次から次へと・・・こちらも特別にえこひいきする。

私たちが人生の一ページに刻まれる「切なくなるうれしさ」

"この仕事でよかった"と思う瞬間・・・

我々の仕事の醍醐味は、お客様のダイレクトな仕草、その瞬間にある。

 

「美味しいという微笑み」「うれしいという笑顔」「楽しいという笑い声」
美味しさは「楽しさうれしさのための美味しさ」であって空腹を満たすだけものではない。みんなが我先にと個人主義に走り、自分ひとりが生きていくだけでも大変な世の中で、家族、部下、組織と、抱えれば抱えるほど必死に守り抜かなければ生きていけない。料理という「物」を売るのではなく、楽しさという「事」を売ることで心の豊かさ、「うるおい」が生まれるひとときのお手伝いをしたい・・・たったひととき・・

人生の一瞬・・・・たったそれだけではあっても、人のドラマに関わることのうれしさ。

「うるおい」のある人生のお役立ち「情緒」提供業でありたい

 

回転寿司根室花まるの存在意義・役割

「うるさいくらい元気」と言われる・・・

お客様から「少しうるさいね」とお叱りを受けることがある。
「こっちまで元気になる」とお褒めの言葉をいただくこともある。

寿司の生命線はなんといっても「鮮度力」

鮮度は素材の良し悪しが大前提にあります。

つまり、寿司は「うまくさせる料理」ではなく「まずくさせない料理」です。まずくさせないためには「スキル」だけで解決しません。

何故なら、素材の劣化は「気の緩み」が原因であることが往々にしてあるから。
「気」を入れた仕事をすることが大事です。

「お客様を元気にする」が当社のモットー。
「魚が生きている」と感じるくらいの「我々の元気」がお客様に伝わったときにしか元気になっていただくことはできません。お客様から「皆さん元気ですね」「ここに来ると元気になる」と言われることが我々の誇りです。

常に「元気」でいられるのは「本気」「やる気」でなければなりません。
つまり、我々の「元気」は「寿司の鮮度力」でもあります。


「うまい」、「安い」、「選べる楽しさ」
我々は、回転寿司といえども、いたずらに創作に走ることなく、根室の素材を主力アイテムにし、オリジナリティーを失うことなく「寿司の本流」から離れません。つまり「より本物に近づく」ことが我々の存在意義であると思っています。
それは出汁巻き玉子の実演、筋子の醤油漬握り等、当社が開発し、今全国に広がったこれらは、「より本物に近づく」の表れです。
そして、たとえ一足飛びができるほど賢くもないのろまの亀のようであっても、地味でもお客様の期待を裏切らない仕事、うそをつかない仕事を着実に重ねることが当社のスタンスであり、本当は難しいことで価値のあることと思います。